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PHOTO/SEKI SATORU | PHOTO/WATASE KEIICHIRO |
![]() キッド・アイラック・アート・ホール(東京)で初演。 1997年06月 ウエストエンドスタジオ(東京)、石炭倉庫3F(大阪)で改訂版再演。 92年の公演時は約400個の、97年は約3000個のコンクリートブロックを使用。 頭上を越える高さのブロックの壁は瓦解し、台状に積み上げられたブロックは崩れ、その上の人間諸共落下していく。 |
![]() キッド・アイラック・アート・ホール(東京)で初演。 2003年03月 西荻WENZスタジオ(東京)で改訂版再演。 有刺鉄線を張り巡らせた舞台。金属バットで蛍光管を叩き割る。 きつく張られた有刺鉄線に腕を強く振り下ろし、全身でタックルする。 傷付いた身体はピンクの塗料で染まっていく。 03年の改訂版では、天井から有刺鉄線巻きパイプが落下。 |
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PHOTO/SEKI SATORU | PHOTO/SEKI SATORU |
![]() アートキャンプ白州特設駐車場(山梨・白州)で初演。 1997年08月 みなとみらい21地区特設会場(横浜)で改訂版再演。 野外会場に赤い液体の池を造成。 入水し、浮かび、全身で水を叩き付ける。 電動ポンプで、赤い水しぶきは高々と舞い上がる。 昇降リフトに乗り、高所から数十本の発煙筒を投下。 97年の改訂版では池は数十個に増大。 |
![]() キッド・アイラック・アート・ホール(東京)で初演。 1998年04月 法政大学学館大ホール(東京)で改訂版再演。 ピンクの粉の中に埋もれている男。 首はチェーンで天井に繋がれている。 チェーンで叩かれ、掬い投げられる粉は会場内を高々と舞う。 98年の改訂版では、ピンクの粉は約4トンに増量。 流れ出てくる大量の粉に体は埋められていく。 |
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PHOTO/SEKI SATORU | PHOTO/SEKI SATORU |
![]() アートキャンプ白州特設駐車場(山梨・白州)で初演。 会場は旧葡萄畑の空地。 直径役5メートル、深さ約3メートルの巨大な穴を掘削。 転がり落ちた穴の中の人間は、建築重機の大型パワーショベルが掘る土砂を浴びる。 パワーショベルに掬われて、昇降、旋回、地面に投げ捨てられる。 穴の周囲に敷かれた赤い干し草は炎上。 |
![]() 本郷DOK(東京)で初演。 直径約1メートルの鉄筋製の球体、カーバイド製のメタリックレッドの球体が数十個。 会場は真っ赤なエナメルで覆われている。 鉄筋製の球体は昇降する同じく鉄筋製の塔とぶつかり、重いカーバイドの球体は高所から落下し、共に激しい音を立てる。 球体が動くCG映像も使用。 |
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PHOTO/WATASE KEIICHIRO | PHOTO/YOSHUMURA ARATA |
![]() ウエストエンドスタジオ(東京)で初演。 イントレを擂鉢状に組んだ6段構造の会場。 各段上や床面、鉄パイプ製の橋上には、工業部品のボルトが大量に散らばる。 ボルト付きの鉄板を鉄パイプで延々とただただ叩く男。 イントレや橋上のボルトは金属音を響かせて飛び散る。 鉄筋に高さを制御され立つ事が不能な最下層にもボルトの海。 |
![]() 東京芸術劇場小ホール(東京)で初演。 1999年11月 神戸アートビレッジセンター(神戸)、1999年12月 ラフォーレミュージアム六本木(東京)で改訂版再演。 舞台三方を囲む高さ約4メートルの鏡の壁、直径約5メートルの巨大鉄製旋回マシン。 鏡の壁はある箇所はひび割れ、ある箇所は完全に割れて崩壊する。 99年版では、マジックミラーに囲われた小部屋も登場。 |
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PHOTO/SEKI SATORU | PHOTO/otto muehlethaler |
![]() 神楽坂die pratze(東京)で初演。 詰襟学生服風の衣装、白塗りメイクの男が、非常に細いラインを象った縦線、対角線の照明の道をボジパン風の音楽の中、行進。 脱いだ詰襟服を床に繰り返し叩き付ける。 後に「SHORT SOLO WORKS」と名付けた異形のキャラクターによる短時間の作品群の上演シリーズの第一弾。 現在、改訂版を構想中につき欠番。 |
![]() TORII HALL(大阪)で初演。 2003年10月 Reithalle Dachstock(スイス・ベルン)で大幅改訂。 体に密着する肌色のラバーマスク・ラバーウェア。ぼやけた照明の中、股間を気にし、体の表面を撫で回す男。 口から血糊を垂らし出す。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
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PHOTO/otto muehlethaler | PHOTO/otto muehlethaler |
![]() TORII HALL(大阪)で初演。 2001年10月 Reithalle Dachstock(スイス・ベルン)で大幅改訂。 ピンクと黒の水玉模様のシャツ。 ピンク色の顔、黒く裂けた口。 手、肩、腰でリズムを取る単純な動作を繰り返す男。 テクノポップ風のループサウンドは徐々に厚みを増し、歪んでいく。 壁に大きく映る白とピンク計3つの影を作り出す照明との動き、白とピンクのミラーボールが回転する中、延々とその場で倒れ込む。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
![]() TORII HALL(大阪)で初演。 2001年10月 Reithalle Dachstock(スイス・ベルン)で大幅改訂。 ボロボロで汚れた衣服。 白髪混じりの男。 ぽつぽつと床面に点在する照明の中を彷徨う。 松本じろ(ある時はスカンク)のガットギターによる生演奏。 これまでに40回を越える最多上演作品。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
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PHOTO/otto muehlethaler | |
![]() 大地アトリエ(沖縄・浦添)で初演。 ヒレが幾つも付いた衣服の男。 逆光の中、姿は陰となり、ヒレ部分だけ透けて浮かび上がる。 現在、改訂版を構想中につき欠番。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
![]() TORII HALL(大阪)で初演。 2001年10月 Reithalle Dachstock(スイス・ベルン)で大幅改訂。 特種メイクで、額、頬、腕、手の甲と幾つもの血が滲む深い傷跡を施した男が遠くから忍び寄る。 ゴシックホラー風の曲は、速いワルツへと変化し、その場で上半身を激しく揺らした後、通り過ぎる。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
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PHOTO/otto muehlethaler | PHOTO/otto muehlethaler |
![]() TORII HALL(大阪)で初演。 2003年09月 Museum fur Angewandte Kunst(オーストリア・ウィーン)で大幅改訂。 花びら風に何枚もに別れたタータンチェックのスカート。 長い花びら風の長い袖口は、掌を軽く被い尽くす。 照明に誘われ、左右を何往復もする男。ドラムンベースの曲のリズムに合わせ手拍子。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
![]() Reithalle Dachstock(スイス・ベルン)で初演。 赤いエナメルコートの男が堂々と登場。 突如走り出すと、全身で壁への激突を繰り返す。 ドラムマシンの激しいリズム。 照明により、激突する度に壁の様相は変化する。 充満するスモークの中、男は去っていく。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
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PHOTO/otto muehlethaler | PHOTO/otto muehlethaler |
![]() Reithalle Dachstock(スイス・ベルン)で初演。 暗闇の中聞こえる呼吸音。 照明がつき現れるのは、白いハンドスピーカーを手にした、白い顔枷、白いガーゼシャツの男。 男は呼吸音をスピーカーで増幅させながら、ゆっくりと進む。 呼吸音は徐々に激しくなっていく。 轟音とハウリング。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
![]() Reithalle Dachstock(スイス・ベルン)で初演。 肌の透けた黒い網シャツの男が床面を四つ足で這って進む。 ストロボが点滅する中、移動はランダムになっていく。 到着地点で、ロック風の曲、白と赤(紫)の照明が交差する中、ただただ何度も両手を広げる。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
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PHOTO/NISHIZONO KAYO | PHOTO/otto muehlethaler |
![]() 琴似日食倉庫コンカリーニョ(札幌)で初演。 ノースリーブのピンクのシャツ。 右手首のリストバンド。 右手首を振り続ける男。 インダストリアル風テクノポップの曲。 曲のフレーズ変化と同期して、腕の動きが変化していく。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
![]() STスポット(横浜)で初演。 白いゴス風フリル付きシャツ。 壁に凭れて立つ男。 静かなピアノ曲の中、壁に張り付き、壁沿いを滑り、壁を撫でる。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
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PHOTO/URASHIMA KEI | PHOTO/otto muehlethaler |
![]() Aphra Studio(イギリス・カンタベリー)で初演。 フードで隠された顔。 ラジオノイズ音から展開する、速いガバの曲。 激しく明滅する赤い音楽LIVE的な照明。 フードを取ると、特種メイクによる皺だらけの顔が現れる。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
![]() Aphra Studio(イギリス・カンタベリー)で初演。 明滅するストロボ、フットライトの中をダブルのレザーライダースジャケット姿の男が徘徊。 両腕を振り下げた途端、全面紫色の照明と、ヘビーロック風の曲の世界に急展開する。 前のめりに会場中を走り回る頃には、紫色の世界は徐々に色見を消していく。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
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PHOTO/otto muehlethaler | PHOTO/otto muehlethaler |
![]() Orphtheater(ドイツ・ベルリン)で初演。 大の字に横たわる銀色の顔の男。 ゆっくり上半身を起こしたり、再び寝転んだり。 立ち上がりかけても、立ち上がり切らない男は最後に渾身のブリッジ。 ノイズインダストリアルな音は徐々に厚みを増し、リズムを作り、楽曲化していく。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
![]() Museum fur Angewandte Kunst(オーストリア・ウィーン)で初演。 黒いマキシコートを着た男。コートで身を抱くように包み、会場を彷徨う。 着たままのコートを、何度も激しく身から放つように振りまわす。 オルタネイティブロック風の曲をスカンクがエレキギター一本で生演奏。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
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PHOTO/otto muehlethaler | PHOTO/ji:na |
![]() Reithalle Dachstock(スイス・ベルン)で初演。 無数のカラスの羽が付いた上半身、カラス口マスクをつけた男が正座している。 ピアノ音の和風メロディーのロック曲が演奏される中、真上から振り注ぐ照明に誘われ、手を上げ、身を伸ばす。 「SHORT SOLO WORKS」シリーズ。 |
![]() 栗東芸術会館さきら シンボル広場 特設野外美術装置内(滋賀/栗東)で初演。 鉄パイプ、鉄板、エキスパンドメタル、チェーン。総重量約15トンの巨大金属装置を、一辺50メートル以上の広大な野外会場に、約1ヶ月間の現地滞在で製作。 石川雷太デザインの金属装置は、落下、回転、上下、瓦解する。またスカンク率いる金属打楽器隊の手により楽器ともなる。 地元の公募スタッフとの装置製作や音楽(金属打楽器隊)での共同作業に加え、丹野作品としては初めて共演者を起用。指輪ホテルの羊屋白玉、白虎社・ニブロール等でも活躍した本原章一が出演。稼動する鉄パイプの山車に乗った二人のチェーンや鉄パイプよる攻撃。 100キロ超の鉄扉が倒れて現れるスペシャルバンドの演奏の中、頭から鉄板に突き付けられ、会場中を引き摺りまわされ、池に投げ捨てられる。池の中の鉄板、鉄パイプは炎上。 当初、3日間公演であった予定を、一部近隣住民からの音量に対する苦情を台風接近の為と偽り、また協議中に関わらず裏では観客や近隣住民に対してあらゆる方法で中止の連絡を流すなどの栗東芸術会館さきらの暴挙によって、初日は騒動を知らずに来場した僅かな観客の前でのリハーサルという名目での無料公開、二日目は中止へと追い込まれた曰く付きの作品。 |
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![]() 府中市美術館 エントランスロビー(東京)で上演予定。 ノイズ・パフォーマンス・ユニット「Erehwon」とのコラボレーション作品。 |